1977年生まれ。
オーディオマニアの父親の影響により、幼少の頃からジャズやクラシックを聴いて育つ。4歳よりピアノを習い始め、小学校ではサッカーとピアノに夢中になり、
中学校では吹奏楽部で打楽器を担当するなど多感な少年期を過ごす。高校に入ってからは作曲のレッスンも始め、音楽大学を目指すようになる。
1997年、東京音楽大学作曲科に入学。在学中よりアーティストへの楽曲提供を始め、卒業後は森永(モリナガ♪)や新ビオフェルミンS(シンビオフェルミンエッス♪)、
HOYU(ホーユー♪)など、現在も使用されているCMサウンドロゴを制作。2004年フジテレビ系月9ドラマ「ラストクリスマス」において27歳でドラマ劇伴デビュー。
以後、映画、TVドラマ、アニメ、ドキュメンタリー等幅広い音楽制作で活躍中。
【主な作品】
●映画「SP野望篇」、「SP革命篇」、「麒麟の翼~劇場版・新参者~」、「ホタルノヒカリ」、「踊る大捜査線
THE
FINAL新たなる希望」、「真夏の方程式」、「劇場版MOZU」、「3月のライオン」、「昼顔」、「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」、「祈りの幕が下りる時」、「マチネの終わりに」、「カイジファイナルゲーム」、「ブレイブ-群青戦記-」、「Gのレコンギスタ」、「名探偵コナンハロウィンの花嫁」、「ガリレオ 沈黙のパレード」、「カラダ探し」、「名探偵コナン黒鉄の魚影」、「DAUGHTER」、「名探偵コナン100万ドルの五稜星(みちしるべ)」等
●TVドラマ「ホタルノヒカリ」、「ガリレオ」、「SP」、「MR.BRAIN」、「不毛地帯」、「新参者」、「安堂ロイド」、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、「MOZUSeason1,2」、「花咲舞が黙ってない」、「昼顔」、「銭の戦争」、「刑事ゆがみ」、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」、
「リーガルV元弁護士・小鳥遊翔子」、「偽装不倫」、「テセウスの船」、「太陽は動かない」、「日本沈没ー希望のひとー」、「ファーストペンギン!」、「あなたがしてくれなくても」、「罠の戦争」、「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」等
●アニメ「PSYCHO-PASS」、「ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース/ダイヤモンドは砕けない」、「ガンダムGのレコンギスタ」、
「ニンジャバットマン」、「はたらく細胞BLACK」、「バイオハザード:インフィニットダークネス」、「ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン」等
菅野祐悟には、こうしたメディアを通した作曲活動とは別に、もう一つの音楽活動がある。「生の音楽を聴いて欲しい」という強い思いから始めた、オーケストラによるコンサート活動である。2007年、初のオーケストラコンサートをサントリホールのブルーローズで開催して以来、毎年恒例のように開催している。
2014年Bunkamuraオーチャードホール、2015年ゆうぽうとホール、2016年メルパルクホール、2017・2018年人見記念講堂、2019年さくらホール。ドラマや映画の劇中音楽を生で聴く機会はあまりない中、菅野祐悟はオーケストラにこだわり毎年精力的に活動している。一時、コロナ禍によって大規模なコンサート活動は休眠状態であったが、2024年3月、北とぴあにてオーケストラコンサートを再開。
【受賞歴】
2010年、映画「アマルフィ女神の報酬」で日本映画批評家大賞「映画音楽アーティスト賞」と日本シアタースタッフ映画際「音楽賞」を受賞。
2014年5月、放送批評懇談会で劇伴作曲家として月間ギャラクシー賞を受賞。
2015年6月、第52回ギャラクシー賞テレビ部門で劇伴作曲家として奨励賞を受賞。